風の谷のナウシカ

衝撃を受けて何度この映画を見直しただろう。宮崎駿のアニメです。あまりアニメを見ることがなくなった今でもこの作品は見てしまいます。
激しく汚染された大地に、巨大な昆虫や、腐海を守るオウムが生息する設定です。日々拡大していく腐海に人々は怯えて生活をしている。この世界にはトルメキア、ドルクという二つの強国が敵対している。トルメキアの僻地に風の谷はある。風の谷の人々は慎ましく、目上の人を敬い、昔の日本を見ているような懐かしさのある村です。風の谷の国王の娘がナウシカナウシカは、とても優しい女性で勇敢な女性として描かれていて、彼女のように聡明でありたいと何度思ったことか。
ナウシカの趣味は、腐海の探検と観察。腐海は、吸うと死んでしまう毒に侵された恐ろしい場所。父はそんな娘を何度も然る。この場面もとても好きな場面。皆からは変なやつだと思われているナウシカだけれど、自分を信じ貫く芯の強い女性だ。探検と観察を続けるうちに、腐海の仕組みを理解できるようになるけれど、他の人に話しても信じてもらえない。でも彼女はやめないのです。
人間の愚かしさと自然の深い愛というか治癒力、風の谷のナウシカを見ると、今の時代にも当てはまることがたくさんあると感じます。自分も自然を壊しながら生きているわけで、次の世代が住みにくい世界になってしまうのは、心苦しいと思います。ただ、一人の力はとても無力です。ですが何か始めなければ変わらない。だから、まっすぐした目で世の中を見回してみたいと、この映画を見ていつも思うのです。その気持ちを思い出させるために映画を見ているのかもしれません。自然と共に生きていた昔とは違って、人間本位に生きた結果をアニメで表現されていている映画です。子供が見るには少し難しいですが、できるだけ小さな子供にも見て欲しいです。もちろん大人にも。アニメといってバカにできないストーリーです。表面は善が勝つという風にも見えるかもしれませんが、違う角度から見ると、自然破壊や戦争と平和、いつの時代も聡明で勇敢な人は存在するんだと感じます。一人の人として聡明で強い女性の姿はどの時代でも憧れます。