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お元気ですかーー?

ときどきどうしてももう一度みたくなるという映画が『LOVE LETTER』という映画です。
監督が岩井俊二さんで、主演は中山美穂さんです。1995年の映画です。
何年たってもこの映画は色あせない感じです。ストーリーもおもしろいのですが、
やっぱり映像が岩井俊二さんなのできれいなのです。とくに雪のシーンはとてもきれいです。
中山美穂は二役を演じています。この人はもともと2面性があるのか、違和感なく演じています。
たしか若い頃にドラマでも双子役で二役を演じたり(『おヒマなら来てよネ!』)、アイドル中山美穂という役を演じる(『ママはアイドル』)ということもしていました。
ミステリアスな魅力があるのだと思います。ちょっとセリフがヘタでワンパターンなところもありますが。
この映画ではそのミステリアスな感じがとてもよい効果になっていていいのです。
あと、主人公の高校生時代を演じているのがデビュー間もない酒井美紀さんです。
酒井さんのみずみずしさがとてもよいです。幼少期と成人期を別の女優さんが演じる場合は似てるか似てないかがやっぱりどうしても
気になってしまうのですが、この映画では全く気にならないどころか、なんだか似て見えてきてしまうのです。不思議。
冷静に考えると酒井美紀中山美穂は似てないのですから。
高校生のときのちょっと甘酸っぱいような、思い出すとこっ恥ずかしいような、初々しい頃ってだれでもが通る道です。
この映画とまったく同じようなシチュエーションでなくても、この映画を見て、高校時代の自分にタイムズリップできてしまいます。
酒井美紀さんのセーラー服姿はほんとうにかわいらしいですね。同時期に彼女はセーラー服で『白線流し』というドラマをのっとります。
こんなにセーラー服を初々しく着こなすのは酒井美紀くらいかと思います。
こればかりは中山美穂が高校生役を演じなくて本当に正解でした。
酒井美紀はとてつもなく美人でもないけれど、なんとなくどんな女の子でも自分に投影しやすい部分を持っているからかな?
そして、わすれてはいけないのが、柏原崇です。このひとも高校生のちょっとだけすねたような男子を演じたら絶品でした。
今もしこの映画をリバイバルをしたとしても、いまの俳優サンでこの映画を演じきれる人っていないと思います。
だからどうしてもまた見たくなるのかもしれないです。アノ頃の誰かを想って。
年をとると、いつまでも心にいるあの人に、思い切り『お元気ですかーー?』ってたずねてみたくなります。
お返事なんてないとおもうけど。いつまでもあなたはアノ頃のままで私の心にいるよってしらせたくなるのでしょうか?